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非時の味わい その2

(つづき)

葬儀が終了し、霊柩車風デコレーションの手押し車に棺をのせて公民館横の火葬場(町内の全区がそれぞれ火葬場を持っている)まで運びます。このとき女性は棺の前を、男性は後ろを歩くことになっています。到着後最後のお別れをし、ご遺体を荼毘に付したのちに徒歩で故人の家まで戻ります。3時ごろ、2度目の非時の用意ができた旨の連絡がきますので、また親戚一同公民館に大移動。

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同じく左上から「油揚げ、半割りのごぼう2本、厚さ約1cmの斜め切り巨大蓮根2枚」「うずら豆の煮物」「油揚げと豆腐の合わせ味噌汁」「白飯」です。昆布だししか使えないのですべての料理は甘い味付け。器の糸底には組名が朱で入れてあります。組のみなさんの手際に感謝しながらいただきました。
非時メニューは他の機会では遭遇することのない味なので、こっそり楽しみにしています。

食事の後はまた待機し、4時すぎにまた火葬場に行ってお骨拾い、5時半ごろごえんさん(お坊さん)にお勤めをしてもらったあとに、2日間がんばっていただいた組内の方とお勤めをし、お礼のお菓子を持ち帰っていただきます。わたくしは骨拾いのあとに失礼したのですが、多分全部終了したのは7時半ぐらい。
この年になると、自分の親のときはどうしたらいいのかを無意識にシミュレートしていたりします。やっぱりうちの親も自宅で送ってほしいんだろうなぁ、とか。うちの親戚はほとんどが徒歩15分圏内に住んでいるのですが、そんな小さいエリアなのに葬儀手順が組によって細かい違いあるようでした。みな普段から組の仕事に携わり、覚えていくようです。チームうららか本拠地にはそういう習慣がないので、お茶出しや茶碗引き、お饅頭の用意や手土産作りなど親戚がやる裏方仕事でせっせとご奉仕してまいりました。次にこのメンツで集まるときは、この中の誰かを送るときだな、とおもいつつ。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

あ、お悔やみの言葉も無しで喜んですみません。ちょっと不謹慎でした…。

earthさんのご実家のほうは、火葬場をお持ちなんですね。市内にそんなに火葬場があるなんて知りませんでした。やはり、東側は宿場町に近くて昔から栄えていたからでしょうか。道程の決まり事まであって、なんだか歴史を感じます。
メニューは少しずつ違っても、やはりよく似ているようで。写真入だとホント、よく分かりますね~。
大作おつかれさまでした。よろしければ、TB頂きたいです(^^)

投稿: i-boshi | 2006/03/15 07:11

たびたびスミマセン…。
こちらの記事、うちのサイト内で関連記事として紹介させてください。お願いします

投稿: i-boshi | 2006/03/15 07:23

まずは、お悔やみもうしあげます。。
非時は、きっちり精進料理なのですね。
京都では、葬儀のあと、精進落とし、、というのでしょうか、
自宅や料亭で、刺身あり、寿司あり、肉あり、、の会席料理(ご馳走です)を親戚、身内でいただきます。
滋賀はどうだろ、これから勉強しなきゃ、、です。
三男の嫁のできることなんて、たかがしれてますが、地元のしきたり、はキチンと覚えておかねば、、です。

投稿: ゆずゆず | 2006/03/15 09:27

>>i-boshiさん

ま、「孫の祭」だったのでお気になさらず。
火葬場、メンテナンスは男衆がやるそうで、うちの弟もすっかりその道(?)のエキスパートだそうです。小さい町のくせに各区に立派な火葬場があるのは、対抗心から競って建設されたとおもわれます。無駄ですよねぇ。
あ、リンクの件もちろんOKです、ってそのために書いたエントリだったりして(笑。よろしくです~。

投稿: earth | 2006/03/15 17:54

まずは、ご愁傷さまです。
あのあと、母にこの話をしたのですが、
77年生きているけど、手押し車に棺を載せるお葬式は
いまだ行ったことが無いと申しておりました。
となり町なのに、全く違うのですね。
こちらでは夕飯は、精進落としのごちそうになります。
ゆずゆずさんのところと同じですね。
名古屋でも、そうでした。
胡椒汁は、いただいたことがあるそうです。
これは記録に残しておく価値がありそうですね。

投稿: かりん母 | 2006/03/15 22:14

>>ゆずゆずさん

うちのあたりでは葬儀の前と最中に食べるんで、精進おとしとはまた別ものかもしれません。そういや今回気づいたのですが、会葬のお礼に塩ってついてこなくなりましたね。昔は小さな紙袋にはいったお清めの塩がついていたとおもうのですが、このへんも時代によってかわるんでしょうかね。いやー、しきたりって奥が深いというかだれも解をもってないというか、大変ですががんばってくださいね。

投稿: earth | 2006/03/15 22:21

孫の祭なので、遠慮なくコメント!
ヒジの漢字を初めて知りました。。。(恥)
それと、ヒジのお味噌汁、うらやましい!
大好きだったのに、久しく口にしておりません。。。当たり前か。

投稿: Keko | 2006/03/15 23:59

>>かりん母さま

精進おとしするんですね。豪華ごちそうといえば、49日の法事にしかおもいつきません。当日夕方なにを食べたかな?と考えたら、非時とまんじうとお茶でおなかいっぱいでなにも入らない状態だった気がします。
手押し車、あとでこっそり写真に撮ろうとおもってたら、あっというまに片付けられてしまったのでした。なかなか立派なものですよ。

>>keikoさま

あのなんともいえないあまーいかんじがいいよね。母が組のお手伝いのとき残りをもらってきたりするとうれしかったなぁ。自宅で家族分ちまちまつくってもあの味にはならない気がするわ。炊き出し的大鍋でなくては!

投稿: earth | 2006/03/16 09:16

ご愁傷さまです。
わたすも遠慮なくコメント!
earthどんのあたりの家はすごくちゃんとしてるのねえ~~!!!
うちのへんはいい加減このうえなしよ。
別に決まりもなさそうだし。
あるのか??
この前も叔父の葬式で、焼香のやり方を度忘れし、
皆の目の前でうすら笑いを浮かべながら、
「これってどうだっけ!?」と喪主である叔母に語りかけるという失態をおかしてしまったわ!
後ろの席から「あ!よっぺー(本名ね)がなんか笑って喋っとる!」という母ヒデコ&親戚一同の声が聞こえただ。
明るい葬式だったずら。
いいのか悪いのか。
焼き場で待ってる間に助六寿司を食べて待つというのもシュールよね。
三河の焼き場だけの風習だろうか??

投稿: よっぺー | 2006/03/16 12:04

>>よぺどん

明るいお葬式もよいものです。
焼香の仕方は葬儀屋さんが手順説明のときにしてくれたのでよかった(笑。西本願寺なんで、一回だけだそうだ。
うちも伯父だったのだけど、悲壮感漂うものではなかったよ。葬儀のしょっぱなに喪主の名前が呼ばれたとき、従兄弟(50代)の名前が実は通称というか親戚だけが使うもので、本名はちがってたということ判明し、うちの弟や妹もべっくらこいてて葬儀よりもそっちのほうが盛り上がってしまった。こういう人が親戚には何人かいるんだけど、まだいたんか!と。
助六寿司は通夜のお勤めが終わったあと、親戚や親しい人が遅くまでのこっているときに出すなあ。で、その寿司のあまりをパック詰めして留守番の相方の夕食にしたわたくしは鬼嫁ですとも、ええ。

投稿: earth | 2006/03/16 12:23

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